今回は知識と知恵と見識の違いについて
子供でも分かりやすいように
イラストを用いて解説していこうと思います。
・知識=知っているだけ
・知恵=実際にやってみた
・見識=深い知識と知恵などをかけあわせて次の一手を判断できる
・胆識=見識を用いて最後までやり遂げる能力
という感じです。
この違いについて分かりやすく
料理に例えたイラストで説明してみます。
イラストを載せた後に、
1つずつ解説していきます。
これだけだと使いものになりません。
ただの情報です。
道具についての知識だけ持っていても、
活用ができません。
知識を活用するのが知恵です。
深い知識と知恵などを活用しつつ、
その能力を適切な場所へ
使う判断ができるのが見識です。
知識と知恵と見識を活用し、
困難な道でも最後まで
物事を成し遂げる力のことを
胆識と言います。
ビビ
使い方や他の例えも書いておくので
読んでみてね!
知識と知恵と見識と胆識の違いを分かりやすく解説
それでは、知識と知恵と見識と
胆識の違いについて分かりやすく
イラストと共に解説していきます。
コンロとフライパンがあります。
この段階はただの「情報」です。
情報=道具という視点から見ても
分かりやすいと思います。
知識とは?
「フライパンは料理に使える」
「コンロは火を使う道具だ」
これは知識です。
知識を沢山知っている人。というのは、
ただ単に「物知り」というだけで、
それを活かせなければ宝の持ち腐れに
なってしまいます。
こちらは「道具の使い方」に当たります。
辞書で引いてみるとおおよそ
どの辞書にも
- ある物事について知っている事柄。
- 考える働き、知恵。
という内容が出てきます。
例えば、「日本には47の都道府県が存在している」
という事を知れば、
日本には47の都道府県があるのだな。
という事が分かる(理解できる)
この時点で「情報」は「知識」になります。
知識の使い方や例文
知識の使い方や例文ですが、
「知識」という言葉は以下のように使います。
- 日々新しい知識を得る
- 知識と技術が足りなさすぎて絵が描けない
- 美術の知識なんてほとんど無かったが、美術館を楽しめた。
- 小さい頃に習った英会話の知識なんてとっくの昔に忘れてしまった
- 豆知識が豊富で彼の会話はとてもおもしろい
- パンダの日本名は「シロクログマ」だってさ、
今日もまた……無駄な知識を手に入れてしまった。
知恵とは?
これは知恵です。
知識を活用して実際に調理する段階です。
これまでは、道具についての「情報」と、
道具の使い方を「知識」としてましたが、
実際に道具を利用している点が「知識」と異なります。
ちゃんと活用するのが知恵です。
辞書で引いてみるとおおよそ
どの辞書にも
- 物事の道理を判断し、処理していく心の働き、正しく処理していく能力。
- 筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。
という内容が出てきます。
正しく処理していく。と言う様に
実際にちゃんと活用できるか?
というのが重要です。
知恵の使い方や例文
知恵の使い方や例文ですが、
「知恵」という言葉は以下のように使います。
- 知恵を絞り出して問題を解決する
- 知恵と勇気があればあの子を助けられたのに……。
- 知恵を働かせて
- おばぁちゃんの知恵はほんとにスゴイ。
- 真剣にやると知恵が出るね
見識とは?
これは見識です。
先ほどは知識を活用するのが知恵と書きました。
実際に道具を利用するのが「知恵」であれば、
見識は道具の利用先をきちんと見定められるかどうか、
その方向性について深い洞察力を用いて、
自分の考えでしっかりと判断できるのかどうか?
という判断の有無が見識に関係してきます。
辞書で引いてみるとおおよそ
どの辞書にも
- 物事の本質を見通す判断力。またそれに基づくしっかりとした考え
- 気位(きぐらい)
という様な内容で書かれています。
深い知識+洞察力+経験+知恵など
能力をフル活用しながら
しっかりと判断できるか。
という感じですね。
また、使う人は少ない印象ですが、
気位(きぐらい)という意味合いもあり、
自分の品位を誇ったり、保とうとする人を
気位が高い人と言ったりします。
プライドのようなものですね。
一般的に広く使われているのは
前者の意味の方です。
見識者はコメンテーターなどで
よく呼ばれてコメントを求められますよね。
有識者なんて呼ばれたりしますが、
有識者は(学問があり見識が高い人)なので、
同じようなものです。
テレビでコメントを求められても
見識があるので、
しっかりと判断ができるのです。
見識の使い方や例文
見識の使い方や例文ですが、
「見識」という言葉は以下のように使います。
- 確かな見識を持っている人が登壇した
- 幅広い見識をお持ちの先生から授業を教わりました。
- 自らの経験と見識に基づいて化学と社会の関わり方について議論した
- 取締役としての経験や見識を元に監査を行った
胆識とは?
これは胆識です。
見識は道具の利用先について深い洞察力を用いて、
自分の考えでしっかりと判断できるのかどうか?
という感じで書きましたが、
こちらはもっとシンプルで、
実際に料理を作りきって、提供し終わるまで。
という感じです。
見識+実行力
これが合わさると胆識になります。
辞書で引いてみるとおおよそ
どの辞書にも
- 実行力を伴う胆識
という様な内容で書かれています。
胆力+見識なのですが、
胆力は恐れたり、尻込みしたりしない精神力。
何ものにも動じない気力という意味になります。
なので、物事を最後まで成し遂げる力。
その気力や精神力や能力。
という意味合いで使われます。
胆識の使い方や例文
胆識の使い方や例文ですが、
「胆識」という言葉は以下のように使います。
- 胆識がなければ見識があっても最後までやり遂げられない
- 大きな困難の前に彼のこれまでの胆識が試される。
- 口先だけではいつまで経っても胆識にはならない
- 胆識を身につけてどんな困難も突破してやる
知識と知恵と見識の違いまとめ
まとめてみると以下のような感じです。
- フライパンとコンロ=情報(道具)
- コンロから火が出てフライパンが熱せられる=知識(道具の使い方)
- 食材を炒めて調理しよう=知恵(道具を使う)
- 調理したものをどうすればいいのか?しっかりと判断できる=見識(道具の利用先を見極める)
- 人数分の料理を作って提供する=胆識(見識を用いて最後まで成し遂げる力)
別の例え
▼別の例えを使うとこんな感じになると思います。
- 自転車=情報(道具)
- 自転車を漕ぐとラクに移動できる=知識(道具の使い方)
- 自転車を乗りこなす=知恵(道具を使う)
- 自転車に乗ってどこへ行くべきか判断できる=見識(道具の利用先を見極める)
- 自転車に乗って実際に目的地まで行く=胆識(見識を用いて最後まで成し遂げる力)
こうして書いてみると
日本語ってとても奥深いですね。
知識だけ持っていても活用できなければ、
特に意味はないです。
どうにか活用し続けられる人になりたいですね。
個人的に
知識を手放さない限り、
知恵は得られないと思っています。
知識をずっと持っている状態は、
上の例だと自転車にずっと
補助輪をつけているようなイメージです。
胆識まで持っていけるとかっこいいです。
なんか辞書にも能力とか書いてあるし、
漫画やゲームのレベルアップ的な感じだなと
思いました笑
この記事が何かしら役に立ったら嬉しいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
ビビ
頂けたら嬉しいです!それじゃあまた
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