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絵本「100万回生きたねこ」を読んだ感想。数十年も続く名作に込められたメッセージとは

絵本100万回生きたねこの感想記事のアイキャッチ画像

この絵本を僕はリビングに飾っています。
友人の子供にプレゼントする
最初の絵本もこの絵本になるでしょう。

この記事を書くにあたって、
久々に読み返してみました。

すると、やっぱり感じる。
悲しさと温かさが入り混じった
安堵感のような不思議な気持ち。

やはりどこからどう見ても
不動の名作です。

今回はまだ読んだ事が無い人も、
読んだ人も満足できるように、

ネタバレがあるところは
「ネタバレあり」としっかり
書くのでどちらも安心して読み進めてください。

100万回生きたねこの感想をメインに
この本に隠されたメッセージを考察していきます。

あらすじなども書いていきます。

「100万回生きたねこ」のあらすじ

正直、ネタバレしない様に書ける
あらすじなんて無い事に気付きました笑

書ける範囲で書くのならば、

「一匹の猫が輪廻転生を繰り返す物語」です。

その他には書けませんが、
これだけでこの絵本のあらすじとしては
充分な内容だと思います。

それ程までにストーリーはシンプルです。
しかし、シンプルな物語こそ、
究極である場合が世の中多いように思えます。

合気道でもただそこに在る。
それだけを極める事が究極。

だなんて言われるし、

デザインやファッションでも
足し算よりも掛け算よりも
引き算していく事によって
究極が生まれる。

と言われます。

それほどなまでにこの物語は
すごいと思います。

あらすじとしては
「一匹の猫が輪廻転生を繰り返す物語」
以上です。

次ネタバレあり
次の項目からネタバレがあります!
ご注意ください

「100万回生きたねこ」の感想

この絵本をはじめて見た時は、
とても衝撃を覚えました。

絵本の常識を覆すような、
この結末。絵本ってもっと
夢のある分かりやすい
ファンタジーなものじゃないの??

っと思った。

けど、読んだ人の心に確かに
爪痕を残す不思議な感覚と
バッドなハッピーエンド。

驚きと同時にその話の匠さと
合わせて作者の温かさが
じんわりと響いてきて
涙が出そうになりました。

脳みそをハイターに付けて
語彙力をすべて消した状態で言うと、

マジですげぇ。
この話、超ぱねぇ。

語彙力を失ったところで、
さらにこの作品を深く
探っていこうと思います。

ちなみに母に薦めたら、

「何この悲しい話、
何がいいのこんなの?気持ち悪い」

と言われました笑

読んだ人によってここまで感想が
違うのもこの作品の魅力の1つだと思います。
次の項目から私が思う事を
勝手気ままに書いていきます。

自分の時間をどれだけ生きている?

この作品には、そのような問いが隠れている。

例えば、サラリーマンとして仕事をしている。
毎日の通勤で体力を消耗し、上司に頭を下げ。
働いている人が多いと思う。
そんな中で私たちはどれだけの「本音」を、
自分の「心」を押し殺してきただろう。

このとらねこは、前半部分。

「ねこはしぬのなんかへいきだったのです」

と書かれています。

同じ毎日を心を失くして生きる。
その毎日、このとらねこと全く同じじゃないか。

そうやって働いている人達。
みんな「心を押し殺す」事なんて平気でしょう?

自分に嘘をついて、ずっと生きている。

そうこうして、
自分の気持ちに嘘を付き続けた
とらねこはどの時代でも最後には
不幸な結末を迎えています。

けれど、

このとらねこはある時、飼いねこでは無く、
野良ねこになります。

100万回生きたねこのとらねこの画像
画像出典:100万回生きたねこの本編から引用

これまでは、「嫌い」「大嫌い」
とずっと言ってきた状態なのに、

自分の本音を大事にして、
ありのまま生きる選択をした時に、

モテモテになります。

私達も同じです。

人には向き不向きもあるし、
得意不得意もある。

今の世の中は、
数学が得意で運動が苦手な人
無理やりスポーツをさせ、
「高得点を収めないとお前はダメだ」
そう言って狭い檻の中に閉じ込めて
個性を潰し、

運動が得意で数学が苦手な人
無理やり計算をさせて、
「高得点を収めないとお前はダメだ」
そう言って狭い檻の中に閉じ込めて
個性を潰すような世の中です。

そんなのその人の良さが
発揮されないのは当然です。

無理せず自分の気持ちに素直に生きる事で
それぞれ収まるところに、
パズルのピースのようにピッタリと
ハマる様にできているんです。人生。

自分に嘘を付き続けると人は不幸になります。
これは、間違いないです。

これまで、飼いねこだったとらねこ。
野良ねこになる事で、
ありのままの自分を発揮できる
ようになりました。

そんな人が輝くのは当然ですよね。
まさに人生の法則そのものを
この短い絵本で表現してくれています。

とらねこはモテモテになるのです。

100万回生きたねこのとらねこがモテモテの画像
画像出典:100万回生きたねこの本編から引用

野良ねこになった瞬間のページには、
このように書いてあります。
黄色いマーカーの部分に注目。

あるとき, ねこは だれの ねこでも ありませんでした。
のらねこだったのです。
ねこは はじめて 自分の ねこに なりました。
ねこは自分が だいすきでした。
なにしろ, りっぱな とらねこだったので, りっぱな
のらねこに なりました。
100万回生きたねこの16ページから引用

野良ねこになる前から、
最初っからねこは「立派なとらねこだった」と
書いてあります。

これまで、何度も命を失ったとらねこ。
実は最初から立派なとらねこだったのです。

ただ、100%の自分を発揮できる場所へ
環境を移しただけです。

そしたら、魅力が輝くので
そりゃあモテますよね。

まさに確信を突いてる絵本だと思います。
この僅かな文字とわずかなページで
こういった誰にとっても大事な事を
サラリと表現する事もすごいです。

白ねことの出会い

100万回生きたねこの白いねこと出会う画像
画像出典:100万回生きたねこの本編から引用

そして、とらねこは白いねこと出会います。

このねこは、まだ1回も生き終わっていない
そんな白いねこです。

しかし、その猫に見向きもされないとらねこは、
この白いねこを見て悟ります。

そうです。

このねこは、最初っからありのままの
自分を生きているねこだったのです。

きっとありのまま生きていないねこなら、
とらねこのアプローチに反応してたでしょう。
けど、この白ねこは反応しません。

自分を生きているから。
自分がときめくものにしか
反応しないし、自分の心にはじめから
嘘なんか付いていないのです。

それに気付いたとらねこは、
やがて、尊敬の念を覚えます。

そうして、お互いに認め合う仲になった後、
二匹のねこの間には、子供が生まれます。

そして、子供が大きくなって巣立った後、
「しぬのなんかへいき」と言っていたとらねこは、

「白いねこと一緒にいつまでも生きていたい
と思った」

という気持ちに変わります。

とらねこは、もう他人の人生では無く、
自分の人生をしっかりと生きていました。

自分に嘘をついて他人の人生を、
心を押し殺しながら生きる。

その様な生き方では無く、
自分の心に素直に、
自分の人生をしっかりと歩むことで、
はじめて人生の時計はまわりはじめます。

100万回生きたねこに込められたメッセージ

100万回生きたねこのとらねこが最期を迎える画像
画像出典:100万回生きたねこの本編から引用

ある日、白いねこは動かなくなってしまいます。
それから、100万回泣いたねこは白いねこのそばで
息を引き取ります。

100万回生きたとらねこは、
もう生き返る事はありませんでした。

自分の人生をしっかりと生きたとらねこ。
やっとここで、本当の意味で
命を全うする事ができました。

白いねこは、誰かにやられた訳でもなく、
子供も生まれて二人。とても自然な形で
息を引き取っています。

これは、悲しい物語なんかじゃない。

自分の心に正直に、
誰かの人生ではなく、
自分の人生として、
今を大切に生きて欲しい。

そういう気持ちが熱く込もった
とても優しい物語です。

正真正銘のハッピーエンド。

本当に良い本だなぁと思います。

この物語を、ただ単に上辺だけ
読み取って、

「なんて悲しい物語」
「気持ち悪い」

だなんて言っているのは
とても勿体無いなぁと思いました。

また他にも見方を変えれば、

「自分が自分が」と自分だけに愛情を向ける事。
そんな人生よりも、誰かを心から愛せる人生は
なんて素晴らしい人生なんだろう。

そう思う様な見方もできます。

どの世代が見ても、それぞれの世界で
新しい発見があり、また改めて
読み返しても新たな発見がある。

そんな素敵な絵本だからこそ、
40年以上も愛され続けるのだなぁと
思いました。

100万回生きたねこのグッズ

実はこの100万回生きたねこ、
お話ももちろん好きですが、
このとらねこのキャラクターの何とも言えない
表情なんかも大好きなんです。

▼調べてみるとフィギュアがありました!

100万回生きたねこのグッズでフィギュアの画像

ビビ

くぅ〜〜〜!たまらん。
めちゃめちゃ可愛い!

これ、約7cmと手の中に収まるぐらい
小さいのですが、
デスクの横とかにチョコンと
置いておく感じでも
めちゃめちゃ可愛いなぁと。
絵本からそのまま飛び出して来たような
クオリティの高さがファンからすれば、
たまらんです。

▼ちなみに絵本もAmazonで買えました。

▼フィギュアはこちら

ちなみに、絵本の場合Amazonなら1512円ですが、

▼こちらのサイトなら100円程度安く買えるようです

100万回生きたねこがお買い得

そしてこちらのフィギュアもありました。
なんと約28cm。ベアブリックとのコラボです。
正直、かなりいい感じですが、
値段的に金なしの自分は断念です。
▼普通に欲しい……

まとめ

いやー今回、改めてこの絵本を読んで、
素晴らしいなと再確認しました。

大人の絵本と言っても過言ではない。
そんな深い物語なので、

大人へのプレゼントとか、
子供へのプレゼントとかでもいいし、
何よりキャラクターも愛嬌あって、
可愛らしいのでとても喜ばれると思います。

ただ、うちの母親みたいに人によっては、
あまりよろしくない反応もあるので、
しっかりと検討した方がよさそうです。

個人的に色々な人の反応を見ると、
この作品自体が「問いかける」性質があり、
いわば、アート、文学の様なものです。

アートに関心がある人は
その絵に何が込められているのだろう?
と対象を観て、問いかけて、じっくり考える。
という事が当たり前にできますが、

アートが嫌いな人って居るじゃないですか。
そんな人は「問いかける」事自体が、
ストレスになるようで、その様な人には
あまりオススメしないです。

子供は子供の時に読んだ時の感想と
大人になってからの視点の違いなども
楽しめるだろうし、趣味関係なくOKですが、

大人へプレゼントする場合は、
アートが好きとか、音楽が好きとか、
展示など観に行くのが好き。

みたいな人以外は、反応薄いのかな?
という気がします。

アート嫌いな人に何言っても、
「はっ?何その絵?意味分からん」
みたいなコメントされるので。
(経験ありですw)

一度、じっくり立ち止まってその作者の
メッセージを読み解くのが面白いんじゃないか。

と言ったら、

虫けらを見るような目線で、

「はぁん?」

と言われて諦めましたw

という事で、この記事で何かしら
色々な事を感じて頂けたなら
嬉しいです!

もし今読んだばかりでこの記事を
見ている人が居たのなら、
今の状態でコメントしてみて、
また時間が経って、また改めて
読み返した時にここに来てコメントしてみると、

今と全く違う視点でコメントしてる過去の自分に
出会えて面白くなるかもしれません。

ナゾの男

なんか、過去過去言って
一気にややこしい文章になったな……

ビビ

ひぃ〜ん。すまん〜〜w

ビビ

という事で、何か感じて頂けたら
シェアして頂けると嬉しいです!
自分含めて、皆さんがとらねこの様に
素敵な出会いがありますように!

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