原体験とは？どういう意味？使い方など分かりやすく解説してみた

最近、ネットでよく見かけるようになった
この「原体験」ということば。

なぜ流行ってるの？
そもそもどういう意味？

って気になる人も多いと思う。
今回、原体験の使い方も含めて
分かりやすく解説してみました。

目次(この記事で分かること)

原体験とは？
原体験の使い方
- 原体験使い方のズレが見られる件について
原体験の火付け役は誰？
まとめ

原体験とは？

辞書によって、多少意味合いが異なります。
辞書で引くと以下のような意味合いになります。

その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの。
引用：デジタル大辞泉

記憶の底にいつまでも残り、その人が何らかの形でこだわり続けることになる幼少期の体験。
引用：三省堂大辞林

という感じになっています。
一体なんやねん。って感じですね。

後々の人生に影響を与えるようになった
最初の記憶

と解釈していいです。

例えば、貧しい国にはじめて行った人は、
後々ボランティア団体に入る人多いですよね！

貧しい国に行ってはじめて辛い現状を目の当たりにした。
その光景が後にボランティア活動するきっかけとなった

これを、一言で言うと

ボランティア活動の原体験は、
海外で見た貧しくも懸命に生きている子どもたちの姿だった。

ナゾの男

あの……。単純に「きっかけ」と言えばいいのでは

分かる。めっちゃ分かるし、
個人的には、「原体験」言いまくるの
かなり違和感ある。

けど、確かに使ってみると、
言葉として使いやすいし、

原体験には、

きっかけ
きっかけとなるぐらい
ジワジワと記憶に残った出来事

という２つの意味合いが含まれているので、
きっかけだけで表現できないニュアンスなどは
原体験で説明できると思います。

まぁ、普通に
「きっかけとなった出来事ってなんですか？」
とか言えばいいやん。
と思うのですが、

SNSで発信するにあたって、
「きっかけ」という文字よりも、
「原体験」という文字にした方が
１文字分省略できます。

Twitterでビジネスアカウントが
ここ近年急増している風潮と
マッチしたのでしょう。

元々は、この「きっかけ」という
意味合いの他に五感で感じる
「熱い」「寒い」などの元となる
最初の記憶をさして
使われていた言葉だそうですが、

先も説明したように
広く使われるようになってきました。

ナゾの男

確かに、火を熱いと感じた最初の記憶
って書くよりは、火を熱いと感じた原体験って
書いた方が分りやすいもんな

原体験の使い方

原体験という言葉の使い方ですが、先ほども
チラッと書いたように以下のような使い方が一般的です。

例えば、学校を改革しようと頑張る
教育委員会会長さんが居たとしよう。

その人のセリフで原体験を使うとこうなる。

私は学校でいじめられていた。
そのとき、先生に助けを求めたが
先生は話を聞いてくれず、苦しい思いをした。
このときの悔しさ、歯がゆさが学校改革の原体験となった

つたない日本語で申し訳ない。

他にもナチュラルに使えます。

やっぱり私たちにとってさブルーベリーの原体験ってガムなわけじゃんロッテなわけじゃん本当ブルーベリーには申し訳ないけどクッキーだろうがヨーグルトだろうがどう形を変えようと思ってしまうよねガム飲んでるみたいってそれは思ってしまうよね
— ちろ (@megazaru) August 9, 2012

分かる。ブルーベリーの味って
あの昔からあるロッテのガムを想起する人多いよね。

他にもこんな感じ

何度でも書きますけどイメージを実体化する楽しさを与えてくれたという意味ではプリントゴッコはほんとうに楽しかった。自分の文字や絵が金銀蛍光の「特色」になって出てくる感動は絵を描くのとは別の興奮があって、デザインの原体験と言って良いと思う。
— robert yamamoto (@robamoto) September 26, 2018